6月26日の愛ダービーを制したハリケーンレーンが、仏G1パリ大賞（14日）に追加登録。電撃参戦が決定した。

　ハリケーンレーンのC.アップルビー調教師は今週初めに英セントレジャーを当面の目標とすると示唆したばかり。しかし、愛ダービー後の回復がアップルビー師の予想を超えて早く、セントレジャーを待つには間隔が開きすぎるため、関係者と協議の上でパリ大賞参戦に踏み切ったという。

「今朝（10日）の調教にはウィリアム（ビュイック騎手）も非常に満足していたよ。パリ大賞は3歳同士で戦う最後の1マイル半（2400m）だから参戦することにした」「幸いにも彼は本命になりそうだし、セントレジャーに向けてG1を追加できたらいいね」と自信をにじませている。

　パリ大賞には英ロイヤルアスコット開催のG2キングエドワード7世ステークスを制したアレンカーも追加登録。また、A.オブライエン調教師は愛ダービー3着のワーズワース、キングエドワード7世Sで4着のザメディタレイニアン、ロイヤルアスコット開催のハンデ戦（キングジョージ5世ステークス）で2着のサーラモラックをエントリーしている。