ミカエル・ミシェル騎手（26）が8月7日に英アスコット競馬場で行われるシャーガーCに初参戦することが15日、主催者である同競馬場を通じて発表された。シャーガーCは世界中から選ばれた著名な12人の騎手が3人ずつ、4チームに分かれて6レースを戦い、ポイントを競う大会。昨年は新型コロナウイルス感染拡大により開催されなかったため、2年ぶりの祭典となる。

　ミシェル騎手は、19年に藤田菜七子騎手も選出された女性騎手チームの一員として参戦する。同騎手は18年には母国フランスで72勝を挙げ、女性騎手のリーディングを獲得。19年夏に札幌で行われたワールドオールスタージョッキーズで初来日すると、いきなり3位タイに入る活躍を見せた。翌20年にはNARの短期免許を取得し、30勝を挙げて、外国人騎手の短期免許期間における最多勝利数を記録した。

　同年秋にはイタリアG2のジョッキークラブ大賞をドイツ馬ヴァルデルベと勝利。今春のドバイゴールドCでも2着に入るなど、コンスタントに活躍している。7月15日は同騎手の26回目の誕生日。自身のバースデーを祝う、うれしい知らせとなった。

　ミシェル騎手は「今年のシャーガーCに参加できることにとても興奮しています。英国での騎乗は初めてですし、アスコット競馬場よりもすばらしい競馬場はないと思っています。シャーガーCは世界中のトップジョッキー全員が参戦したいと思っている大会。女性騎手チームの一員として、トロフィーを掲げることを楽しみにしています」と、主催者を通じてコメントしている。

出典：日刊スポーツ