仏2歳G1マルセルブーサック賞、ゼリーの末脚炸裂
2021年10月04日 11:11
現地3日、仏パリロンシャン競馬場にてG1マルセルブーサック賞(2歳牝馬、芝1600m)が行われ、O.マーフィー騎乗のゼリーが差し切り勝ちを見せた。
道中は後方2番手に控えたゼリーは、直線に入ると馬群を縫うように内寄りからスパート。先に抜け出して粘り込みを図った伏兵タイムズスクエアを残り0.5ハロンでとらえると、そこからさらに末脚を伸ばして1馬身3/4差の勝利を収めた。
前走の仏G3フランソワブータン賞を勝った後に吉田照哉氏が購入したフーノウズは5着だった。
A.ファーブル厩舎のゼリーはウートンバセット産駒。デビュー3連勝後はG3で2戦連続2着と足踏みしていたが、初のG1挑戦で勝利を収めた。大手ブックメーカーの『パディーパワー』は来年の仏1000ギニーでのオッズを13倍に設定。ファーブル調教師は「距離に限界があるかもしれないが、仏1000ギニーならいけるかもしれない」と話している。