昨年3月にJRAの短期免許を取得し、2か月間の騎乗で重賞2勝など鮮烈な活躍を披露した南アフリカのL.ヒューイットソン騎手が、11月26日からシーズン終了まで香港で騎乗することになり、現地26日に香港ジョッキークラブ（HKJC）が発表した。

　ヒューイットソン騎手は香港で2019年9月から半年間の騎乗経験があるが、当時は251戦3勝に終わった。その後、ノーザンファームのバックアップを受けて日本で活躍し、南アに帰国後の2020/21シーズンは263勝を挙げて3度目のリーディングに輝いた。

　地元紙の『サウスチャイナモーニングポスト』（電子版）によると、ヒューイットソン騎手は「すごく楽しみだし待ち切れない」「確かに前回はあらゆる面でタフだったけど、今の自分は人としても騎手としても非常に成長したと感じている。だからあの経験は僕が必要としていたんだろうね。今回はそれを示せると思っているよ」と抱負を語っている。

　また、ヒューイットソン騎手は「日本では18開催でG2を含む19勝したんだ。世界を巡れば学ぶこともあるから、騎手としてのキャリアにも個人的にも大きかった」と振り返るとともに、前回の香港で味わった悔しさも糧に南アでの騎乗に臨んだことが、昨シーズンの好結果をもたらしたと話している。