シャティン競馬場で現地12日に行われたG1香港スプリント(3歳以上、芝1200m)は、最終コーナーで先頭集団のアメージングスターが転倒し、日本から参戦した1番人気ピクシーナイトら後続3頭が巻き込まれて競走を中止。難を逃れた9番人気のスカイフィールドが優勝した。勝ち時計は1分8秒66（GOOD）。

　3/4馬身差の2着に日本のレシステンシア（2番人気）が続き、さらに3/4馬身差の3着には5番人気のクーリエワンダーが2番手から粘り込んだ。連覇を狙ったダノンスマッシュ（4番人気）は、アメージングスターの後ろで落馬こそ逃れたものの、大きく体勢を崩して8着に終わった。

　落馬事故は最終コーナーから直線に入る地点で発生した。逃げるコンピューターパッチに2番手からクーリエワンダーが併せ、さらに外3番手から並び掛けたアメージングスターが躓くようにして転倒。その直後にいたラッキーパッチやナブーアタック、後方から進出してきたピクシーナイトが巻き込まれて落馬し、競走を中止する事態となった。

　アメージングスターの内にいた馬たちは難を逃れて直線に進入し、クーリエワンダーが残り300mで先頭。これをスカイフィールドが追い詰めると背後からレシステンシアも追撃し、残り100mを切ってスカイフィールドが先頭に代わる。レシステンシアはしぶとく末脚を伸ばしたものの、クーリエワンダーを捕らえた所でゴールを迎えた。

※人気は日本発売分