【香港マイル】ゴールデンシックスティが貫禄の連覇、日本馬はサリオスの3着が最高
2021年12月12日 18:00
G1香港マイル(3歳以上、芝1600m)がシャティン競馬場で現地12日に行われ、連覇を狙う1番人気のゴールデンシックスティが中団追走から馬群の中を突き抜けて圧勝。香港新記録の通算19勝目を挙げた。勝ち時計は1分33秒86(GOOD)。
1馬身3/4差の2着に8番人気のモアザンディスが続き、日本調教馬はサリオス(3番人気)が逃げ粘るもさらに1/4馬身差の3着まで。これが引退レースのインディチャンプは5着、ヴァンドギャルドも先行して6着、ダノンキングリーは発馬が今ひとつで8着に終わった。
確たる逃げ馬が不在の中で序盤はお互いの出方を探る感じになり、最内枠のサリオスがジワりとハナに立つ。2番手にラッキーエクスプレスが続き、その後ろをヴァンドギャルドとエクセレントプロポーザル、さらにワイククが追走。2番枠のゴールデンシックスティは後方に下げず、中団のラチ沿いで先頭を射程圏に入れながら追走した。
この後ろでモアザンディスとインディチャンプがマークし、発馬ひと息のダノンキングリーは最後方からラチ沿いに潜り込んでゴールデンシックスティの背後へ。マザーアースが後方2番手で第3コーナーを迎えた。
ゴールデンシックスティは最終コーナーでラチから離れ、外へ切り替えるもワイククに締められて出られない。すると、前方のサリオスも外へ3、4頭分ふくらんでいたため、背後に開いた大きなスペースからスパート。ゴールデンシックスティは粘るサリオスを残り200m手前で捕らえると、弾けるよう抜け出してゴールを駆け抜けた。
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