期待の若手種牡馬スパイツターが安楽死処分に
2022年02月10日 11:34
種牡馬として順調なスタートを切って将来を期待されていたスパイツターが、馬房内で壁を蹴って足を骨折し、現地6日に安楽死処分となったことが分かった。10歳だった。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。
スパイツタウン産駒のスパイツターは、現役時代は4戦3勝と短く、主な戦績は米G3ドワイヤーステークス勝ちのみ。しかし、おばに米G1ブリーダーズカップディスタフなどを制したダンススマートリー、おじに米年度代表馬カーリンやジャパンカップダートを勝ったフリートストリートダンサーなどを出した名種牡馬スマートストライクなどがいる良血を見込まれて種牡馬入りした。
種牡馬としては2020年にフレッシュマンサイアーランキングのトップ10入りを果たし、昨年はセカンドクロップサイアーランキングで5位。重賞勝ち馬はいなかったが、米G3イロコイステークス2着のタフトゥテイムなど、カナダを含めた北米で80頭以上の勝ち馬を送り出していた。