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G3サウジダービー、日本勢の3連覇ならずもセキフウとコンシリエーレが善戦

2022年02月27日 12:17

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 サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で現地26日に行われたG3サウジダービー(3歳、ダート1600m)は、アメリカのパインハーストが先行争いから直線入口で抜け出し、外から猛追する日本のセキフウを1/2馬身振り切った。

 さらに3/4馬身差の3着に勝ち馬と先行争いを演じたコンシリエーレが粘り込み、日本調教馬はレース創設からの3連覇を逃したものの、今年も勝利に迫る健闘を披露した。

 パインハーストは中のコンシリエーレ、内のアイアムマジックとともに3頭で先頭に並び、最終コーナーに向けて徐々にペースアップ。最内のアイアムマジックを振り切って単騎先頭に立ち、コンシリエーレが追随して直線に突入した。

 セキフウは後方馬群で鞍上の腕が早めに動きはじめ、最終コーナーでは大外を回るなど劣勢に見えたが、しぶとく上位を追い掛けるうちにエンジンに点火。パインハーストと脚勢がそろったコンシリエーレを横目に猛然と追い上げる。残り50mでコンシリエーレをかわした際は先頭まで突き抜けるかに思われたものの、惜しくもパインハーストには届かなかった。

 アメリカから遠征したパインハーストは昨年9月のG1デルマーフューチュリティに続く2度目の重賞制覇。次戦のブリーダーズカップジュベナイルでは5着に敗れるも、1月29日の前走はG2サンヴィセンテステークスで2着に巻き返していた。