昨年10月に豪G1ヴィクトリアダービーを制したモーリス産駒ヒトツが、史上3頭目の偉業をかけて現地2日のG1オーストラリアンダービーに臨む。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、これまで豪ダービーが秋に日程変更された1979年以降、ヴィクトリアダービーと豪ダービーの両方を勝った馬は、ダルシファイとマホガニーの2頭しかいない。

　ヒトツは休み明けだった3月5日のG1オーストラリアンギニーを勝利。J.アレン騎手は「空を見上げるといつも雨が降っている。ここ数日で少しは乾いてくれるといいんだが。当日は降っていないことを祈るよ」と語り、「ヒトツは豪ダービー出走馬の中で最高の馬だと思う。このコンディションにうまく対応できるかどうかが問題だ」と馬場状態を不安材料に挙げている。