香港シャティン競馬場での今週末のレースに出走予定だった21頭が、中国本土の従化区トレーニングセンターから香港への移動を当局から認められず、出走できない事態となっていることが分かった。地元メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』（電子版）が現地31日に報じている。

　香港ジョッキークラブ（HKJC）は「われわれは今週初めの時点で、本土の当局から週末に向けて香港への馬の移動が再開できるかもしれないと示唆されていたが、関係者の最善の努力にもかかわらず、それはかなわなかった」との声明を発表。

　さらに「難しい技術的な問題を含め、複数の問題に対処しなければならない」と説明し、「いつ移動が再開されるか不明瞭だが、私たちは4月24日のチャンピオンズデーの重要性を認識し、全面的に解決へ向けて取り組んでいく」としている。

　この問題のため、香港G2スプリントカップに出走を予定していたラッキーパッチ、G2チェアマンズトロフィーの連覇を狙っていたマイティジャイアントらが回避を余儀なくされた。