現地2日、米オークローンパーク競馬場にてG3ファンタジーステークス（3歳、ダート8.5ハロン）が行われ、エアの冠名で知られる吉原毎文氏が共同所有するユウギリが競り勝った。

　ハナを切ったユウギリはそのままレースを先導。4コーナーから鞍上の手が動く厳しい展開で、直線では内から迫ったビギンと馬体を併せての叩き合いとなったが、最後まで先頭を譲らずクビ差で押し切った。

　シャックルフォード産駒のユウギリは吉原氏らがオーナーブリーダーの米国産馬。デビュー勝ち後はG2ゴールデンロッドステークス2着、G3ハニービーステークス3着とあと一歩のレースが続いていたが、ここで待望の重賞初制覇を達成した。

　米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、R.ブリセット調教師は「これで（ケンタッキーオークス出走への）ポイントは稼げた。まずレース後の馬の状態を確認し、オーナーと今後について相談する」とコメント。5月6日のG1ケンタッキーオークス出走へ前向きな意向を示した。