現地22日、英サンダウン競馬場にてG3クラシックトライアル（3歳、芝10ハロン）が行われ、R.ホーンビー騎乗のウエストオーバーが接戦を制した。

　ウエストオーバーは息の長い末脚でじりじりと伸びて前を行っていた1番人気ゴールドスパーをとらえると、遅れて追い込んできたキャッシュも短アタマ差で抑え込んだ。

　2歳時に仏G1クリテリウムドサンクルー3着のあるゴールドスパーは勝ち馬から1馬身差の3着までだった。

　R.ベケット厩舎のウエストオーバーはフランケル産駒でジャドモントの所有馬。デビュー勝ち後は2戦連続2着で2歳戦を終えていたが、今年初戦で重賞初勝利を挙げた。陣営は「フランケル産駒で良血馬だし、成長し続けることを期待する」とコメント。今後についてはノープランだとしつつも「英ダービーに登録している」とし、次走に前哨戦のG2ダンテステークスを使う可能性を示唆している。