＜ケンタッキーダービー＞◇7日（日本時間8日朝）＝米チャーチルダウンズ◇G1◇ダート2000メートル◇3歳◇出走20頭

　補欠1番手から他馬の出走取り消しで繰り上がったリッチストライク（牡、E・リード）が、後方の内から差し切った。鞍上はS・レオン騎手。現地の単勝オッズ最低人気の大波乱となった。

　ケンタッキーダービーの公式ホームページは騎乗したジョッキーのレース後コメントを掲載した。

＜リッチストライク＝1着＞レオン騎手　難しい枠だったことはわかっていましたが、私はこの馬のことを知っていましたから。勝てるかどうかはわからないけど、いい感触は持っていました。最後の直線まで待つのが私がすることでした。待っていると、内が空きました。緊張ではなく、興奮していましたよ。私はこの馬（のすごさ）を知っていますが、誰もこの馬（のすごさ）を知らないですから。

＜エピセンター＝2着＞ロザリオ騎手　すべてが完璧でしたよ。ゴールまでそう思ってましたが、最後にやられてしまいました。エピセンターは驚くべき競馬をしたと思います。すべてを出し尽くしました。合図にも応えてくれたし、負けはしましたが、よく走ってくれました。

＜ゼンダン＝3着＞プラ騎手　正直言って、エピセンターの背後にいったとき、勝てると思いました。いいレースでした。勝てると思いましたが、エピセンターが盛り返してきました。

＜シンプリフィケーション＝4着＞J・オルティス騎手　行きたいところがうまく空きました。完璧なレースができました。

＜モードニゴール＝5着＞I・オルティスJr.騎手　スタートを決められなかったです。自分の競馬はできたし、馬は素晴らしい走りをしてくれました。

＜バーバーロード＝6着＞グティエレス騎手　いい走りでした。最初のコーナーをうまく走れていたし、最終コーナーではチャンスがありました。勝ちたかったけど、求めていた結果は得られませんでした。

＜トーニーポート＝7着＞サンタナJr.騎手　これ以上ないレースができましたよ。いいレースでしたが、最後は力尽きました。前走後の回復は早かったですし、次走は距離を味方にできるかもしれません。

＜スマイルハッピー＝8着＞ラネリー騎手　いいレースをしました。きれいにゲートを出たし、1コーナーまでもスムーズでした。エピセンターのそばを走っていましたが、最後は力が足りませんでした。距離が敗因かもしれません。

＜ティズザボム＝9着＞ヘルナンデスJr.騎手　思っていたようにゲートを出ることができませんでした。後方からよく走りましたよ。20頭立てで半分より前に来ていますから。

＜ゾゾス＝10着＞フランコ騎手　ペースが速かったですね。あの位置で良かったと思います。今日は他の馬たちが彼よりも素晴らしかったです。

＜クラシックコーズウェイ＝11着＞ルパルー騎手　少しゲートで失敗しましたが、ペースが流れていたので、自分のリズムで運べました。いいレースができたし、満足しています。

＜テイバ＝12着＞M・スミス騎手　ダートを顔に受けてしまって少し嫌がったけど、想定内。堂々と走ってくれました。

＜ハッピージャック＝14着＞ベハラーノ騎手　最初は良かったけど、ゲートに尻尾が挟まってからおかしくなってしまった。疲れて最後は下がってしまいました。

＜ホワイトアバリオ＝16着＞ガファリオン騎手　素晴らしいスタートでしたが、勝負どころで揉まれて、キックバックもあって、外を大きくまわる形になりました。最後は疲れてしまったけど、いい走りでした。

＜チャージイット＝17着＞サエス騎手　いい走りでしたが、彼はまだベイビーです。とてもいい感じで運んでいましたが、直線入り口では他の馬たちの手応えが上でした。

＜サイバーナイフ＝18着＞ジェルー騎手　とても鋭いスタートが切れて、素晴らしい位置にいけました。ただ、ペースが速すぎたし、それについていきすぎました。最初のコーナーまでは良かったですが、彼らしいレースはできませんでした。

＜パイオニアオブメディーナ＝19着＞ブラーヴォ騎手　彼はもっといい馬場のときに頑張れると思います。

＜サマーイズトゥモロー＝20着＞バルザローナ騎手　完全に6～7ハロン（1200～1400メートル）の馬ですね。今日はプレッシャーを受けるのが早かったし、向正面からはドバイのように粘らせることはできませんでした。

出典：日刊スポーツ