現地7日の米G1ケンタッキーダービーを最低人気で制す大波乱を起こしたリッチストライクが、クラシック二冠目となる21日のG1プリークネスステークスに向かうことが分かった。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　E.リード調教師は「彼はレース後も目を輝かせていた。今朝もとても元気そうだった」とコメント。「レース後は毎回体重が増えるので、まだ底を見せていないのだと思う」とリッチストライクのさらなる成長に自信を見せた。

　すでにリッチストライクはレキシントン近郊の牧場に移動済みで、プリークネスSの開催週まではそこに滞在する予定。「リッチストライクは輸送にも強く、調教ではとてもリラックスしている」と話すリード師は、「これまで調教で強い負荷をかけたことはない。7日間ではなく、10日や12日ほど間隔をあけてトレーニングしている。速い時計を出すのも好きじゃない。そうすることで馬はとてもフレッシュになり、レースを重ねるごとによくなっているんだ」と自身の調教スタイルを語っている。