ディープインパクトの血がローマで…アルバートドック産駒テンペスティが2着/イタリアダービー
2022年05月23日 17:25
<デルビーイタリアーノ(イタリアダービー)>◇22日=カパネッレ(ローマ)◇G2◇3歳牡牝◇芝2200メートル◇出走15頭
今年、第139回目を迎えた伝統のデルビーイタリアーノ(イタリアダービー)で、ディープインパクトの血が躍動した。16年小倉大賞典、七夕賞を制したアルバートドックの産駒が3頭出走し、テンペスティ(牡3、R・サンティーニ)が惜しくも鼻差2着。ローエングリン(牡3、F・カミーチ)が5着、トラマリーノ(牡3、G・ギャロッポ)が10着に入った。
鼻差2着に敗れたテンペスティは道中後方3番手を追走。直線は大外から一気に上昇し、残り300メートルで先頭に立ったが、しぶとく食い下がった1番人気のアルダカン(牡3、M・クルーク、父リライアブルマン)に内から差し返され、ダービー制覇はならなかった。
アルバートドック(牡10)は父ディープインパクト、母ゴールデンドックエーという血統。社台コーポレーション白老ファームが生産し、栗東の須貝厩舎から14年にデビューした。18年1月に競走馬登録を抹消し、イタリアで種牡馬入りしている。
イタリアダービーは09年にG1からG2に降格したが、欧州の歴史あるダービーの1つ。17年に島川隆哉オーナーがマクマホン(今年日本で初年度産駒がデビュー)、昨年はフランスの小林智調教師と吉田照哉オーナー(社台ファーム代表)のトーキョーゴールドが制している。