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サードレルムがリステッドで6馬身差の圧勝、昨年の英・愛ダービー組に復活の兆し

2022年05月25日 11:41

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 現地21日に英グッドウッド競馬場で行われたリステッド(4歳以上、芝12ハロン)に昨年の英ダービー5着馬サードレルムと愛ダービー2着馬のローンイーグルが出走。2番人気のサードレルムが6馬身差の圧勝劇を演じた。

 5頭立ての4番手を追走したサードレルムは、中間点で2番手に上がった1番人気のローンイーグルを目標に進出。残り2ハロンでローンイーグルが先頭に顔をのぞかせた所に襲い掛かって突き抜けた。ローンイーグルは最後方から追い込む4番人気のサムシングエンタイシングにも捕まり、さらに1馬身1/4差の3着でゴールしている。

 R.ヴェリアン調教師が管理するシーザスターズ産駒のサードレルムは、昨年5月8日の英ダービートライアルステークス(リステッド)でアダイヤーを下して以来となる6戦ぶりの白星。次戦の英ダービーではアダイヤーより上の6番人気で結果は5着だった。

 また、3着に敗れたもののローンイーグルは今回が10か月ぶりの実戦。ちょうど1年前のリステッドでユビアーを4馬身差で下し、続く愛ダービーではハリケーンレーンのクビ差2着に惜敗して注目株となった。しかし、次戦のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス後に故障し、M.ミード調教師は現役続行も危惧する状況に陥っていた。

 サードレルムのA.アッゼニ騎手は「英ダービーでは速い馬場だったが、彼は1マイル半(12ハロン)の柔らかい馬場が必要なタイプなんだ」「今日は柔らか目の馬場だったし、底なしの馬場状態もこなすかもしれない。速くなりさえしなければね」と勝因に馬場状態を挙げた。また、今後については陣営と相談の上と断りつつ、ロイヤルアスコット開催のG2ハードウィックステークスが適鞍とコメントしている。

 一方、ローンイーグルのミード師は復帰できたことを喜び、ひとまず結果は度外視との考え。今後についても明言を避けている。