現地11日、米ベルモントパーク競馬場でG1ジャイプールステークス（芝6ハロン）が行われ、L.サエス騎乗のカサクリードが昨年に続く連覇を達成した。

　2番人気のカサクリードは中段に控え、1番人気のアレストミーレッドは先頭と差のない2番手から。直線半ばで逃げ粘る伏兵トゥルーヴァラーをかわしたアレストミーレッドがそのまま押し切るかに思われたが、内ラチ沿いを突いて3番手まで進出していたカサクリードが先行2頭の外に進路を変えてもうひと伸び。ゴール寸前でアレストミーレッドを差し切って半馬身差の勝利を収めた。

　W.モット厩舎のカサクリードはジミークリード産駒の6歳馬。昨年のこのレースでG1初制覇を達成し、今年序盤の中東遠征では2月のサウジG3、1351ターフスプリントが日本馬ソングラインに惜敗の2着。続く3月のドバイG1アルクオーツスプリントは5着で、今回はそれ以来のレースだった。