現地15日、英アスコット競馬場でG2クイーンズヴァーズ（3歳、芝14ハロン）が行われ、D.イーガン騎乗のエルダーエルダロフが三つ巴の接戦を制した。

　スタートが今ひとつだったエルダーエルダロフは中団やや後方の位置取りに。コーナーワークで内から馬場の中央に持ち出すとスパートを開始し、残り1ハロン過ぎからは先に抜け出していたハフィットと併せ馬の形で先頭のゼカリヤを猛追。最後はハナ差で勝利をもぎ取った。2着はゼカリヤ、ハフィットはさらにクビ差の3着だった。

　R.ヴェリアン厩舎のエルダーエルダロフはドバウィ産駒。2歳時にデビュー勝ち後は今年5月下旬にオールウェザー10ハロンで2勝目を挙げたがクラシックは不出走で、今回で無傷の3連勝での重賞初制覇とした。

　この勝利を受け、大手ブックメーカーの『ベットフェア』と『パディパワー』はG1英セントレジャーでの同馬のオッズを7倍までカットしている。