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英G2スーパーレイティブS、アイザックシェルビーが接戦を制す

2022年07月10日 09:51

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 英ニューマーケット競馬場でG2スーパーレイティブステークス(2歳、芝7ハロン)が現地9日に行われ、3番人気のアイザックシェルビーがゴドルフィン所有の1番人気ビクトリーダンスとの叩き合いをアタマ差で制した。

 逃げるダークサーティー(4番人気)の背後で並走したアイザックシェルビーとビクトリーダンスは、残り3ハロンから逃げ馬の左右に分かれてスパート。ラチ沿いで伸びるビクトリーダンスにアイザックシェルビーが寄せていき、最後の1ハロンを叩き合ってねじ伏せた。2番人気に推されたロアリングライオン産駒のライオンオブウォーは最下位の5着に終わっている。

 アイザックシェルビーはナイトオブサンダー産駒の牡馬で、名馬産家ロバート・サングスター氏の息子のサム氏が率いるマントン・サラブレッズが所有。5月31日にニューベリー競馬場の芝6.5ハロン戦を3馬身半差でデビュー勝ちし、これで2連勝とした。

 同馬を管理するB.ミーハン調教師は「7ハロン(のレース)に留めてデューハーストステークスをイメージしているが、当面は彼を急かして使うつもりはない。先々は(2000)ギニーを狙う馬に仕上げていこうと思っている」と成長を促す方針。サム氏は「父が最後にこのレースを勝った時(1998年のコマンダーコリンズ)に私は11歳でトロフィーを掲げたんだ。ここに帰ってきて(父の)勝負服を生かし続けられるのはうれしいね」と喜びのコメントを残している。