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クラシックコーズウェイが初芝で一変、米G1ベルモントダービーを逃げ切り

2022年07月10日 14:05

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 米G1ベルモントダービー(3歳、芝10ハロン)が現地9日にベルモントパーク競馬場で12頭により争われ、芝に転じたクラシックコーズウェイが10番人気の低評価を覆して逃げ切る番狂わせを演じた。

 クラシックコーズウェイは数完歩でハナに立つ抜群のスタートを決めると、外から主張するロイヤルパトロネージ(8番人気)に譲らず先頭をキープ。直線入口で2馬身余りにリードを広げると、押し寄せる後続を3/4馬身振り切った。中団追走の1番人気ネーションズプライドが2番人気ストーンエイジにアタマ差先着し、5頭が小差で並ぶ2着争いを制している。

 クラシックコーズウェイは3月のG2タンパベイダービーに続く3度目の重賞勝ちでG1初制覇。タンパベイダービー後はフロリダダービー、ケンタッキーダービーでともに11着に大敗し、前走のG3オハイオダービーでも3着に敗れるなど頭打ちの状況に陥っていたが、デビューから9戦目の初芝で鮮やかに変わり身を見せた。

 なお、前哨戦のG2ペナインリッジステークスを逃げ切っていたエマニュエルが獣医検査の記録に関して違反があったとして出走を取り消し。同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、クラシックコーズウェイを所有するケンタッキー・ウエスト・レーシングのP.オキーフ氏は「彼らは激闘となっていただろう」「(エマニュエルの取り消しは)上手く作用してくれた」と幸運を喜んでいる。