サフロンビーチ、仏G1ロートシルト賞で3歳馬を寄せつけず完勝
2022年08月03日 11:53
仏G1ロートシルト賞(3歳以上牝馬、芝1600m)がドーヴィル競馬場で現地2日に行われ、二手に分かれた隊列を馬場の中央寄りで率いる1番人気のサフロンビーチが、残り600mからのペースアップで2着の2番人気テネブリズムを突き放し完勝した(2馬身1/2差)。
レースは外ラチ側に3頭、数頭分離れた中央寄りに4頭と分かれて先頭にサフロンビーチの隊列。その背後でテネブリズムと4番人気マラヴァスがマークし、4頭目に母ゴルディコヴァの良血ゴルディスタイル(6番人気)が収まった。徐々にペースが上がり残り400mではテネブリズムとマラヴァスが先頭をうかがったが、サフロンビーチが最後の100mから地力を見せつけるように突き放してゴール。脚が上がったマラヴァスをゴルディスタイルがかわし、テネブリズムにアタマ差の3着まで迫った。
サフロンビーチは昨年10月のサンチャリオットステークス以来となる2度目のG1制覇。その後に休養して今季初戦のドバイターフではパンサラッサから約3馬身半差の4着に善戦し、欧州に戻って前走のG2デュークオブケンブリッジステークスを3馬身半差で快勝していた。
サフロンビーチを管理するJ.チャプルハイアム調教師は『Sky Sports Racing』に対し「3歳馬(テネブリズムとマラヴァス)に3kgあげたけど、彼女たちがチャレンジしてきても彼女は譲らなかったわね」と満足そうにレースを振り返り、今後は愛G1メイトロンステークスからサンチャリオットS、そしてブリーダーズカップ開催という青写真を披露した。