豪州の女傑ベリーエレガント、欧州初戦の仏G1ジャンロマネ賞でまさかの最下位
2022年08月22日 12:55
現地21日、仏ドーヴィル競馬場にてG1ジャンロマネ賞(4歳以上牝馬、芝2000m)が行われ、豪G1を11勝の女傑ベリーエレガントが欧州移籍初戦に臨んだが、まさかの最下位に沈んだ。
7頭立ての大外枠から出たベリーエレガントはスタート直後から最後方。そのポジションのまま4コーナーで外から仕掛けていったが直線ではまったく伸びず、1頭もかわせないまま勝ち馬から4馬身3/4差の7着に終わった。
10月の仏G1凱旋門賞を目指して5月にフランスへ移籍したベリーエレガントはなかなか体調が整わず、初戦の予定を8月2日の仏G1ロートシルト賞(芝1600m)から延期していた。
F.グラファール調教師は「結果はよくなかったが、調教師としては満足いくものだった」とコメント。「デットーリ騎手とも話したが、休み明けが響いたみたいだね。馬場もあわなかったようだ」「ソフトな馬場で2400mを走るには休養を取らせる必要があるだろう。(9月11日の仏G1)ヴェルメイユ賞は様子を見たいと思います」と話している。
なおレースはハナを切ったアリスティアが、差のない2番手を追走していたロスカーベリーをクビ差で退ける展開で決着。さらに1馬身1/4差でエベイラが続いた。