【凱旋門賞】愛ダービー馬ウエストオーバー鞍上未定のまま…キングジョージ1番人気大敗から直行
2022年08月28日 16:50
愛ダービー馬ウエストオーバー(牡3、R・ベケット、父フランケル)の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)の鞍上は現時点で未定となっている。27日、レーシングポスト電子版が伝えている。
ジャドモントファームが所有するウエストオーバーは英ダービーの直線で前が詰まる不完全燃焼の競馬で3着。主戦騎手だったロブ・ホーンビーに代わり、アイルランドの名手コリン・キーンを起用した愛ダービーを7馬身差で圧勝した。キーン騎手の継続騎乗となったキングジョージ6世&クイーンエリザベスSは1番人気になっていたものの、暴走気味に先行し、6頭立て5着に敗れている。
直行で挑む凱旋門賞の鞍上について、管理するベケット師は「ロブ(ホーンビー)は愛ダービーの週も(調教に)乗っていますし、彼は馬の全体的な調子を把握していて、説明する必要がありません。ロンシャン(凱旋門賞)についてはロブもコリン(キーン)もフランスのG1を勝った経験があります。そのうち決定するでしょう」と明言を避けている。
また、大敗したキングジョージについては「ウエストオーバーは少し神経質になっていましたね。コリンが先行させた時、ブルームが離れずについてきてしまった時点で終わってしまいました。彼は逃げ馬ではありませんし、それが初めてキングジョージで起きてしまった」と振り返っている。