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凱旋門賞を視野のシリウェイ、仏G3ラクープドメゾンラフィットで末脚不発

2022年09月07日 13:05

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 昨年のG1英チャンピオンステークスを制したシリウェイが現地4日に仏パリロンシャン競馬場で行われたG3ラクープドメゾンラフィット(4歳以上、芝2000m)で秋初戦に臨み、単勝1.7倍の1番人気に推されるも6頭立ての最後方から追い込み切れず4着に敗れた。

 シリウェイは当初、10日のG1アイリッシュチャンピオンステークスで復帰する予定だったが、これを回避して地元のG3に予定を繰り上げていた。レース前には欧州の各競馬メディアでシリウェイの動向が伝えられ、それらの中でF.グラファール調教師はラクープドメゾンラフィットから凱旋門賞と英チャンピオンSを目指すと話している。

 昨年のシリウェイは仏ダービー2着から直行の凱旋門賞で5着に善戦し、次戦の英チャンピオンSでG1レース2勝目を飾った。しかし、今年は2月のサウジカップで始動するも大敗し、帰国後もG2アルクール賞(2着)、G1ガネー賞(3着)など足踏みが続いている。

 なお、レースは道中4番手の2番人気モンティが背後から追撃する3番人気リオコルボを振り切り1馬身1/4差で快勝。大外に持ち出されたシリウェイは勝ち馬から2馬身余り遅れてゴールした。

 モンティはタイトルホルダーの母の父として知られるモティヴェイター産駒の7歳セン馬で、6月のG3ラクープに続く2度目の重賞制覇。昨年5月にG1ガネー賞でマレオーストラリスの4着があり、その後に現在のA.シュッツ厩舎へ移籍した。今回は2カ月の間隔を空けて臨んだ8月のG3ゴントービロン賞(3着)から2戦目だった。