【EPテイラーS】カナダの木村和士がルジールで制覇G1・2勝目「日々精進します」
2022年10月09日 12:30
<EPテイラーS>◇8日=ウッドバイン(カナダ)◇G1◇芝2000メートル◇3歳上牝◇出走9頭
カナダを拠点に活躍する日本人の木村和士騎手(23)がルジール(牝4、C・ブラウン、父テリトリーズ)で豪快な差し切りを決めた。勝ちタイムは2分2秒62。木村騎手は一昨年のサマーS以来となるG1・2勝目。ルジールも昨年オペラ賞以来のG1・2勝目となった。
ルジールはフランスでデビューし、昨年の凱旋門賞当日にG1オペラ賞(2着はグランドグローリー)を制した実力馬。昨シーズン終了後に米国のチャド・ブラウン厩舎に移籍しており、今回はカナダへの遠征で米国移籍後のG1初勝利を挙げた。現在は、凱旋門賞馬ソットサスなどを所有したブラント氏とアイルランドのクールモア(名義はマイケル・テイバー)が共有している。
木村騎手は日本人で初めてエクリプス賞(北米の最優秀見習い騎手賞)を受賞。昨シーズンはカナダのリーディングジョッキーに輝き、同国の最優秀騎手(ソヴリン賞)を受賞している。日刊スポーツの取材に対し、「歴史の長いG1レースをトップトレーナー、トップオーナーの馬で勝つことができて、とても光栄です。このようなチャンスをしっかりつかんでいけるよう日々精進します」とコメントを寄せた。