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豪G1コーフィールドC、補欠から当日に繰り上がり出走のダーストンが制す

2022年10月16日 10:06

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 豪G1コーフィールドカップ(3歳以上、芝2400m)が現地15日にコーフィールド競馬場で18頭により争われ、中団の内ラチ沿いで脚を溜めたダーストン(10番人気タイ)が最終コーナーで巧みに馬群の外へ持ち出され、直前から先に抜け出すゴールドトリップ(7番人気タイ)を差し切った(0.2馬身差)。

 6番枠のダーストンはゲートを出ると内枠勢の後ろに入り、すかさず内ラチ沿いの中団を確保。最終コーナーからラチを離れて先行勢の後ろへ分け入ると、中団馬群の外から先に進出したゴールドトリップの背後へスムーズに回り込んで追撃し、ゴール前で捕らえ切った。ゴールドトリップと並び7番人気のナイツオーダーがさらに0.75馬身差の3着に逃げ粘り、1番人気のスモーキンローマンズは好位の一角から7着に終わった。

 ダーストンはシーザムーン産駒のセン馬で、現地では7歳表記だが英国生まれのため6歳秋の馬齢に相当する。英国のD.シムコック厩舎からデビューし、3歳時の2019年にはG3ジェフリーフリアステークスで3着があるが、その後に去勢されるなど10カ月から1年4カ月の休養を計3回も挟んで軌道から外れた。その間に豪州へ移籍して前々走のG3ニューカッスルゴールドカップで重賞初制覇を飾り、前走のG1ザメトロポリタンでは6着。今回は出走順19位の補欠1番手だったが、マキシマルがレース当日に回避したことによって巡ってきたチャンスを生かす形となった。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』は、コーフィールドC初勝利となったM.ディー騎手の「何と表したら良いのか分からない。信じられない。とにかくクリス・ウォーラー(調教師)とダーストンに感謝しなければならない。舞い上がっているよ」という興奮冷めやらぬコメントを紹介している。