現地30日、仏シャンティイ競馬場でG3ミエスク賞（2歳牝馬、芝1400m）が行われ、ディープインパクト産駒サクソンウォリアーの娘であるムーンレイが接戦を制した。

　レースは大外からレディミアが飛び出してハナを奪い、最内枠のムーンレイは中段に待機。直線半ばでS.パスキエ騎手がコース中央に持ち出すと、逃げ込みを図ったレディミアをゴール寸前にハナ差で差し切った。

　Ｎ.クレマン厩舎のムーンレイは、父が日本生まれのディープインパクト産駒で英2000ギニーを制したサクソンウォリアー、母父がジャイアンツコーズウェイという血統。半姉に愛G3シルバーフラッシュステークス2着のモラヴィア（父シユーニ）がおり、3代母のダークロモンドはG1愛セントレジャーを勝っている。

　自身はデビュー2戦目にシャンティイの1200m戦で勝ち上がり、リステッド2着を挟んで4戦目での重賞初挑戦をものにした。