サトノアラジン産駒セイクリッドサトノ、浅野一哉騎手を背にNZのG3制覇
2022年12月04日 10:55
現地3日、ニュージーランドのプケコヘパーク競馬場でG3ボーンクラッシャーステークス(3歳、芝1400m)が行われ、浅野一哉騎乗のサトノアラジン産駒セイクリッドサトノが、5番手追走から直線の追いくらべを制して1番人気に応えた。
セイクリッドサトノは最内からゲートを決めると折り合いを優先し、ラチ沿いの5番手に控える。道中は力みがやや目立ったものの、直線で逃げ馬が馬場の三分所に持ち出されると内から労せず抜け出し、3番手から外を回って襲い掛かる2番人気ジインティミデイターを差し返した(0.3馬身差)。
セイクリッドサトノは今回が重賞初制覇。2歳の昨シーズンは重賞初挑戦のG2エクリプスステークス(4着)、G1システマステークス(5着)と2戦して一歩及ばなかったものの、明け3歳の今季は初戦から2連勝すると前走は古馬相手のG3カウンティーズボウルで2着に善戦していた。これで通算成績を9戦3勝(2着3回)としている。
NZ競馬公式サイトの『loveracing.nz』によると、G.クークスリー調教師は「コージ(浅野騎手)がいい位置に収まって上手く乗ってくれた。ジっとして仕掛け所も良かったよ」と浅野騎手の騎乗ぶりを評価。セイクリッドサトノの今後は1走挟んで1月21日のカラカミリオン3歳クラシックを大目標とし、万事順調なら秋には豪州遠征も視野にあるとコメントしている。