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メンドシーノのピーヒュレク騎手、香港ヴァーズではストーンエイジを警戒

2022年12月11日 09:52

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 今年の香港ヴァーズでドイツ調教馬による初制覇に挑むメンドシーノ。香港ジョッキークラブの公式サイトでは、主戦を務めるR.ピーヒュレク騎手の経歴とともに、レースへの意気込みを紹介している。

 ピーヒュレク騎手はドイツ東部出身の35歳。騎手となるきっかけは10代の頃にインターネットで見つけた競馬の映像だった。それ以来、これまでに約520勝を積み上げ、今年は44勝を挙げて独リーディングの4位。そのほとんどを93歳のH-G.ウェルニッケ氏が所有し、私生活のパートナーでもあるS.シュタインベルク調教師が預かる厩舎から得ている。

「彼はお父さんのアドラーフルークみたいだよ。ファイターさ」とピーヒュレク騎手が評すメンドシーノは、トルカータータッソとサンマルコをねじ伏せたバーデン大賞で父譲りの闘争心を発露させた。「2着と3着に負かしたのは私が乗ってG1を勝った馬たちだからね。特別な日になったよ!」と振り返るピーヒュレク騎手だが、凱旋門賞では「馬場が本当に重くて彼は疲れてしまったんだ」と12着に大敗。トルカータータッソで制した前年のように特別な日は訪れなかった。

 この香港ヴァーズに向けてはシュタインベルク師が自ら付きっきりで調教をつけているが、そのことについてピーヒュレク騎手は「サラ(シュタインベルク師)は私よりもずっと彼のことを解っている。自分の出番は日曜日さ」と香港ではレース当日に初めて跨るつもりだ。

 果たして、このジョッキーはメンドシーノが香港国際競走で初勝利を挙げるドイツ調教馬になるため、どれほどチャンスがあると思っているだろうか? 「当たり前だろ? 何だって起こり得るさ」と答えたピーヒュレク騎手だが、数秒置くと「まぁ、勝つのは難しいけど、賞金は稼ぎたいね。それがターゲットさ」と、1つでも上の着順を意識しているようだ。

 もしメンドシーノが最初にゴール板にたどりつけなかったなら、どの馬に可能性があるだろうか? 「ストーンエイジは朝の調教で本当に良い動きをしているね。すごく目についたよ」と最大の脅威に挙げた。