【香港マイル】新鋭カリフォルニアスパングルが絶対王者の牙城を崩しG1初制覇
2022年12月11日 19:45
G1香港マイル(3歳以上、芝1600m)がシャティン競馬場で現地11日に行われ、先行した2番人気のカリフォルニアスパングルが、史上2頭目の3連覇を狙う1番人気ゴールデンシックスティの追撃をクビ差振り切ってG1初制覇を飾った。勝ち時計は1分33秒41(GOOD)。
さらに1馬身少々差の3着に4レースを通じて豪州から唯一参戦のローズオブインディシーズ(8番人気)が粘り込み、日本調教馬はダノンスコーピオン(4番人気)が先頭から8馬身1/2差の6着に完敗。3番人気のシュネルマイスターは最下位の9着に沈んだ。
カリフォルニアスパングルはローズオブインディシーズを連れて型通りに逃げを打ったが、ゴールデンシックスティの外5番手に並んでいた僚馬ビューティージョイ(6番人気)が中間点付近で一気に上昇。先頭に代わって最終コーナーへ向かっていった。
カリフォルニアスパングルはビューティージョイに任せるようにして2番手から直線に入ると残り300mで再び先頭に立ち、ローズオブインディシーズも離れず追随。外を回ってゴールデンシックスティが追い掛けたもののジリジリとしか差は詰まらず、最後はカリフォルニアスパングルが一杯に粘り込んで王者を撃破した。
日本勢はダノンスコーピオンとシュネルマイスターがそろって出遅れてしまい、シュネルマイスターはゴールデンシックスティの直後に位置を挽回。ダノンスコーピオンも内ラチ沿いに潜り込んでシュネルマイスターに続いた。しかし、ビューティージョイがペースを上げると早くも追走が苦しくなり、シュネルマイスターは残り200mを前にダノンスコーピオンにかわされる一方、ダノンスコーピオンにも前を追い掛けるまでの脚は残っていなかった。
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