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​木村騎手が米G3ラカナダS制覇、殿堂入りジョッキーとの叩き合い制す

2023年01月17日 10:40

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 現地15日、米サンタアニタパーク競馬場でG3ラカナダステークス(4歳以上牝馬、ダート8.5ハロン)が行われ、木村和士騎乗のカーステンボッシュが接戦を制した。

 前半は内の3番手と好位につけてレースを進めたカーステンボッシュは、直線で中央に持ち出して前を猛追。ゴール前では先に抜け出していた殿堂入りジョッキーのJ.ヴェラスケス騎手が駆る1番人気のガナドラとの叩き合いになり、最後の最後にハナ差で差し切った。

 木村騎手は年末から始まったサンタアニタパーク開催で17回目の騎乗にして初勝利。米競馬メディア『bloodhorse.com』によると「(勝てたのは)すごいこと。この調子をキープしたい」とコメント。「チャンスがあれば、それをものにしたい。今日は(重賞で)機会があったので、もっとチャンスが来ることを願うばかり」と語っている。

 カーステンボッシュはミッドナイトリュート産駒の4歳馬。前走のG1ラブレアステークスでも木村騎手が騎乗して3着と善戦し、今回が嬉しい重賞初勝利となった。

 木村騎手は同馬について「前走の時からずっと押していかないといけない馬だと分かっていた。ワンペースの馬だけどしっかり粘っていたから、自分としてはジョニー(ヴェラスケス騎手)についていこうとしただけ。彼女に勢いがあったのは自分にとってもよかった」と話していた。