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豪ゴドルフィンのカミングス師、アナモーの英ロイヤルアスコット遠征に強い意欲

2023年01月25日 12:10

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 ゴドルフィンの所有馬として単独最多のG1レース7勝を挙げている豪州のアナモーが、これから本格化する現地秋シーズン後に英国へ遠征し、そのまま引退することが明らかになった。

 現地24日付けの豪競馬メディア『racing.com』がJ.カミングス調教師のコメントを元に報じた内容では、アナモーは放牧先から帰厩して調整も順調に進んでおり、211日のG2アポロステークスから同25日のG1チッピングノートンステークスに進む予定が立てられている。

 その上でカミングス師は「彼の究極のゴールはロイヤルアスコットだから、秋はそれを軸に(プランを)考える」と明言。「秋は34戦を見積もっている。彼の余力を十分に残して欧州へ連れて行きたい。彼がベストの走りをできるように、エネルギー満タンの状態で欧州入りさせたいんだ」と強い意欲を口にした。

 ロイヤルアスコットでの目標をクイーンアンステークスないしプリンスオブウェールズステークスに置くカミングス師は「クイーンアンの方が可能性は高いと思うけど、彼を両レースに登録するだけしてみるよ。バーイードみたいな馬と対戦することになったら、クイーンアンを避けてプリンスオブウェールズの方が良い選択肢になるだろうから」と戦略にも言及している。

 なお、アナモーの英国における道筋は具体的に固まっておらず、状態次第でロイヤルアスコット開催の1カ月前に行われるG1ロッキンジステークスでひと叩きするプランもあるとのこと。現地の受け入れ先は同じゴドルフィンのC.アップルビー厩舎で、カミングス師の管理調教師の立場は維持される。

 カミングス師は「この海外遠征が彼にとって最後の現役生活になるだろう。今年中には牝馬との交配準備に入る」と、豪州に帰国して春から種牡馬に転身する計画を明かしている。