パンサラッサは「輸送が好きな馬で何も問題ない」矢作師サウジ国際競走に4頭出走/一問一答
2023年02月23日 12:29
サウジアラビア国際競走(25日=キングアブドゥルアジーズ)4レースに4頭を出走させる矢作芳人調教師(61)が22日、現地で公式会見に出席した。
世界最高賞金レースのサウジC(G1、ダート1800メートル)にはドバイターフ勝ち馬パンサラッサ(牡6)、1351ターフスプリント(G3、芝1351メートル)には国内外重賞2勝馬バスラットレオン(牡5)、サウジダービー(G3、ダート1600メートル)にはカトレアSを制したコンティノアール(牡3)、リヤドダートスプリント(G3、ダート1200メートル)には重賞3勝馬ジャスティン(牡7)を送り出す。
一問一答は以下の通り。
-サウジアラビアへようこそ
矢作師 去年はレッドシーターフハンデを勝たせてもらって、いい思い出があるので、戻ってまいりました。
-パンサラッサの状態は
矢作師 輸送が好きな馬で、何も問題なく、とても満足しています。今日の調教(22日朝にバスラットレオン、コンティノアールと3頭併せ)自体も非常に良かったです。ここのダートにフィットするかどうかが一番の問題だと考えています。
-ダートは1度だけ走って(20年師走Sで11着と)負けているが、なぜサウジCを選んだのか
矢作師 (芝でG1・3勝を挙げた)ミシュリフが現実に(21年に)勝っていますし、日本のダートとサウジのダートは異質のもので、まったく別と考えています。しかし(選択した)一番の決め手となったのは自分のフィーリングです。
-昨年は同じ時期に中山記念とドバイターフを連勝しているが、この時期が合うのか
矢作師 特にそういうことはないですが、中山記念からドバイターフというローテーションと、サウジからドバイというローテーションは同じで、いいローテーションだと考えています。
-日本馬は6頭が出走するが、一番のライバルは
矢作師 …。難しいですね(笑い)。
-あなたにとってサウジCの持つ意味は
矢作師 BCも(21年に)日本人で初めて勝てたことに一番のやりがいを感じました。サウジCでは日本の馬は6着が最高で、勝てば日本の競馬にとってセンセーショナルなことです。ぜひ、それを達成したいです。
-サウジダービーのコンティノアールについては
矢作師 2戦目で負けましたけど、あの時は調整に失敗しました。日本の3歳のダートでは一番強いと自信を持っています。
-リヤドダートスプリントのジャスティンは
矢作師 2年前(6着)はレース前に考えられないようなトラブルに見舞われました。あの時よりいいと思います。
-1351ターフスプリントのバスラットレオンは
矢作師 彼のベスト距離は7ハロンだと考えているので、いい距離だと思います。日本でいう「二刀流」で、芝、ダートや馬場状態をまったく問わないので、そのへんに期待しています。
-4頭で最もチャンスがあるのは
矢作師 コンティノアールです。