メイダン競馬場で現地4日に行われたドバイターフ前哨戦のG1ジェベルハッタ（芝1800m）は、アルファリークがゲートを決めて2番手に収まると、逃げ粘るエルドラマとの接戦をクビ差で制した。

　レースは序盤から遅い流れとなり、英国のブックメーカーで上位人気のゴドルフィン勢3頭は、マスターオブザシーズが中団の後ろから猛然と追い上げるもさらにクビ差の3着まで。ヴァリアントプリンス（6着）とリアルワールド（10着）は折り合に苦しんで伸びを欠き、香港のロシアンエンペラーは後方からしぶとく追い込んだものの5着に終わった。

　アルファリークは1年ぶりの白星でジェベルハッタの連覇を達成（重賞2勝目）。昨年はドバイターフで7着に終わると12月にアブダビで復帰し、年明けのG2アルファヒディフォート、前走のG2シングスピールステークスまで3戦連続の2着と安定した成績を残してきた。