ドバイターフで3連覇を狙うロードノースのT.ゴスデン調教師が、現地21日に英競馬メディア『racingpost.com』の取材に応じ、日本調教馬を警戒しつつも昨年以上の状態と自信を見せている。

　共同管理する父のジョン師が週末にドバイ入りするのに先立ち、すでに現地入りしているタディ師は、パンサラッサとの同着となった昨年の一戦を振り返り「ギリギリだったね」と冗談めかすと、「パンサラッサが2月にサウジカップを勝って、評価が適正だったと証明された。日本の馬たちは中東で別格だし、大きな結果を残してきたから、相手にするのは大変だよ」と敬意を払っている。

　その一方で「ロードノースはウィンターダービー経由で昨年と同じルートを取るけど、今回は勝ったし、長期休養明けからの気合いづけ程度ではるかに見栄えがした」と、ロードノースが同着優勝だった昨年以上の状態でドバイターフに臨むことを示唆した。

　パンサラッサがドバイワールドカップを選択したことにより、ブックメーカー各社はドウデュースをロードノースの最大の敵と見ているほか、ゴドルフィンが所有するリアルワールドとネーションズプライド、マスターオブザシーズのトリオも、そうした中に含まれる。