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豪オールスターマイルで大敗のアレンカー、クイーンエリザベスSでは重馬場を希望

2023年03月22日 13:00

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 英国のW.ハガス厩舎から豪州のM.モロニー厩舎へ移籍し、オールスターマイル(18日)で初戦を迎えたアレンカー。しかし、愛G1タタソールズゴールドカップ勝ちのある実績馬は、勝ち馬から約15馬身差の最下位(15着)と思わぬ惨敗を喫した。

 現地21日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、モロニー師は「彼の好みより馬場が堅かったようだ」「レース前の雰囲気は良かったが、プレッシャーを受けてから少し抵抗しただけで走るのをやめてしまった」と敗因を求めた。その視点は騎乗したJ.チャイルズ騎手の「堅い馬場で脚を突っ張っていた」というレース後の感想からも裏づけられる。

 当時の馬場状態はムーニーバレー競馬場の公式発表で「Good4」だったが、1日中速かったと指摘する騎手も数人いた。オールスターマイルの勝ち時計1分34秒47は、2017年のテシオステークスでルビトンがマークした1分34秒42に迫るものだった。

 モロニー師は来週までアレンカーの様子を見守るつもりだが、4月8日のクイーンエリザベスステークスを目指す当初の予定を維持する意向。「シドニーでは全然違うコンディションになってくれればね」と天気が崩れることを願っている。

 クイーンエリザベスSは過去9年のうち6回は「Soft5」よりも悪化した馬場で行われ、過去3年のうち2回は不良馬場だった。