ケンタッキーダービーに向けたポイント対象レースの最終戦となるG3レキシントンステークス（3歳、ダート8.5ハロン）が現地15日にキーンランド競馬場で行われ、逃げ馬の背後を追走した1番人気のファーストミッションが内ラチ沿いキープで1/2馬身抜け出した。

　4番枠から発馬を決めたファーストミッションは10番枠から主張する3番人気アラビアンライオンに先を譲って背後に収まると、直線入口でアラビアンライオンの内を突いて競り勝った。さらに4馬身1/4差の3着には中団から2番人気のディスアームが続いている。

　ファーストミッションはゴドルフィンが所有するストリートセンス産駒の牡馬でB.コックス調教師が管理。2月18日にデビューして2戦目の3月18日に勝ち上がり、3戦目での重賞制覇となった。

　この勝利でファーストミッションは20点を獲得したものの、KYダービーの出走に必要な得点には遠く及ばず、2着のアラビアンライオンともどもプリークネスステークスへ回る予定と米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。なお、3着のディスアームは6点追加で計46点とし、戦前の狙い通りKYダービーの出走圏内に到達した。