現地21日、伊イタリアのカパンネッレ競馬場にてG2伊ダービー（3歳・せん馬不可、芝2200m）が行われ、地元勢の伏兵ゴールデナスが快勝した。

　好スタートから5番手まで下げたゴールデナスは直線で早めに抜け出して先頭へ。外から馬体を併せに来たドイツ調教馬ウイニングスピリットをゴール前で突き放し、1馬身半差の勝利を収めた。

　今年限りでの引退を表明し、母国での最後のダービー騎乗だったL.デットーリ騎乗のヴェロアトレータは4着だった。

　ゴールデナスは2015年に英ダービーや凱旋門賞などを制したゴールデンホーンの産駒。ゴールデンホーンは目立った活躍馬を出せずイギリスのダルハムホールスタッドからアイルランドのオーバーバリースタッドへ売却されたが、近年は障害レースで相次いで有力馬を出して「二刀流種牡馬」として再評価されつつある。