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最後の英オークスに臨むデットーリ騎手、「勝機があるのは3頭だけ」

2023年06月02日 13:28

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 今年限りでの引退を表明しているL.デットーリ騎手が、現地2日の英オークスについての展望を英競馬メディア『At The Races』で語っている。

 デットーリ騎手はJ&T.ゴスデン厩舎のソウルシスターに騎乗予定。同馬は今年初戦だった4月の英G3フレッドダーリンステークスで最下位(12着)に大敗したものの前走の英G3ミュージドラステークスを快勝し、主要ブックメーカー『コーラル』では2番人気に推されている。

 デットーリ騎手は「(前々走の大敗は)重馬場だったが、あのタイミングでひと叩きする必要があった」「今回は距離が1.5ハロン伸びるが、すべて順調だ」「(輸送は)問題ないと思うが、やってみなくちゃ分からない。大丈夫だと思うがね」と語った。

 そのデットーリ騎手がもっとも警戒しているのが、前哨戦のチェシャーオークスを22馬身差で圧勝したA.オブライエン厩舎のセーブザラストダンス。「あのレースで私は騎乗していなかったが、22馬身差勝ちだからね。かなり印象的だった」と語り、「恐るべき相手だがソウルシスターと共に挑んでみるとしよう」と続けた。

 さらに同騎手は英オークスで勝機がある馬は3頭しかいないとの見方を示し、「ロアリングライオン(の産駒ランニングライオン)、オブライエンの馬(セーブザラストダンス)、そして自分の馬。彼女らと他馬には大きな隔たりがある」と続け、4連勝中のランニングライオンにも警戒の目を向けていた。