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​英G1プリンスオブウェールズSは波乱の決着、伏兵モスターダフが圧勝

2023年06月22日 11:20

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 現地21日、英アスコット競馬場でG1プリンスオブウェールズステークス(芝10ハロン)が行われ、J.クローリー騎乗のブービー人気モスターダフが圧勝した。

 レースは1番人気のルクセンブルクがハナを奪い、かかり気味の2番人気アダイヤーはW.ビュイック騎手がなだめながら3番手をキープ。直線入り口でアダイヤーが2番手に上がってルクセンブルクとのマッチレースになるかと思われたが、そこへ最後方からモスターダフが強襲。一気に先頭に立つと2着争いを尻目に4馬身差の勝利を収めた。

 2着はルクセンブルクが死守し、アダイヤーはさらに半馬身差の3着だった。

 J&T.ゴスデン厩舎のモスターダフはフランケル産駒の5歳馬。2月のサウジG3ネオムターフカップなど重賞4勝を挙げていたがG1では3月のドバイシーマクラシックでの4着が最高と一歩足りない印象だったが、実績馬が揃う今回は大仕事をやってのけた。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、J.ゴスデン調教師は今後について「(7月8日の英G1)エクリプスSは近すぎる。(8月23日のG1)英インターナショナルステークスを待ちたい。彼はフレッシュな状態で走るのが好きなんだ」とコメント。間隔をあけて中距離路線を進む意向を示している。