6月の英ロイヤルアスコット開催でのG1プリンスオブウェールズステークスで3着に終わった2021年の英ダービー馬アダイヤーが、現地13日の英G2プリンセスオブウェールズステークス（芝12ハロン）での巻き返しを狙っている。

　アダイヤーは今年初戦だった5月の英G3ゴードンリチャーズステークスを勝ったが、プリンスオブウェールズSではモスターダフから4馬身半差の3着まで。古馬になってからは10ハロン路線に専念していたため、12ハロン路線への出走は21年10月の仏G1凱旋門賞（4着）以来となる。

　主戦のW.ビュイック騎手は『スカイスポーツレーシング』に対し、「彼の理想とする12ハロンを走るのだから、これを将来の目標への足掛かりとできれば」とコメント。前走の敗因については「少し出遅れてしまった。ペースも遅かったし、うまくかみ合わないところもあった。まだ力は十分に残している」と語っていた。

　なおプリンセスオブウェールズSは4頭立て。大手ブックメーカーではアダイヤーが断然の1番人気に推されている。