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キングオブスティールのストット騎手、キングジョージでの打倒オーギュストロダンに自信

2023年07月26日 12:00

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 キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(29日)にキングオブスティールとのコンビで臨むK.ストット騎手が、現地22日に「チャンピオンズ・シリーズ」の会見に応じ、英競馬メディア『racingpost.com』などが意気込みを伝えている。

 キングオブスティールは今季初戦の英ダービーでディープインパクト産駒のオーギュストロダンに惜敗するも、続く前走ではキングジョージと同コース、同距離のキングエドワード7世ステークスを圧勝。実力を証明して大舞台に戻ってくることになった。

「まず、我々は何頭かいる凄く、凄く強い馬たちを負かさなければならない。2頭の3歳馬だけによるレースでないことは明らかだよ」と口を開いたストット騎手だが、「でも、ボクはそれがいいと思っているんだ。再び最後の1ハロンからのバトルになれば、ボクらの相棒はやってくれるのではないかな」と、オーギュストロダンへのライバル意識をむき出しにした。

「ボクはこの馬をとても信頼しているし、逆転できれば素晴らしいことだよ。ただし、エイダン・オブライエンは今、我々が住む世界のマスターだ」「たとえ愛ダービーでのオーギュストロダンに英ダービーほど目を見張るものがなかったとしても、彼は恐らくエイダンが管理してきた中で最良の馬の1頭さ。だから、逆転できれば最高なんだけどね」と警戒も怠らない。

 レースには24日の時点で15頭が登録。そのうち6頭がオブライエン師の管理馬で、近年でも多めの頭数になればチャンスも増すとストット騎手は考えている。

「4頭から6頭くらいしかいないと、凄く頭を使うレースになる」「それは頭数が多くても同じなんだけど、少なすぎる頭数ほど悪くはないんだ。エイダンが4頭か5頭に絞ったとすると、1頭は緩みない流れを作るためのペースメーカーになり、つまりベストホースが勝つということさ」と言下に自信をにじませた。

 ストット騎手はスローペースで圧勝したキングエドワード7世Sを振り返り「彼は適性の合わないレースでやってのけたんだ。我々はこの馬がとても、とても強い馬だということを確かめることができた。(レース当日の)土曜日にはもっと分かるだろうね。彼はまだ4戦しかしてないし、伸びしろがたくさんある。来年はもっと強くなるはずさ」と、成長力を逆転のカギに挙げている。