来年のクラシック候補として注目されているイランイランが、現地27日に愛レパーズタウン競馬場で行われたG3シルバーフラッシュステークス（2歳牝馬、芝7ハロン）で重賞初制覇を果たした。

　最内枠からハナを切ったイランイランは直線で鞍上が追い出すとしっかり反応。後方から追い上げてきたヴェスペルティリオを1馬身半差で退けた。

　A.オブライエン厩舎のイランイランはフランケル産駒でクールモアグループの所有馬。シャマーダル産駒の母のきょうだいには、香港でG1クイーンエリザベス2世カップなどを制す活躍を見せたヴィヴァパタカ（父マルジュ、旧名コミックストリップ）、米G1ダイアナステークスなどを勝ったラフィング（父ダンシリ）などがいる。

　自身はカラ競馬場での7ハロンのデビュー戦を2馬身3/4差で勝ち、無傷の2連勝での重賞制覇。これを受けて大手ブックメーカー『パディパワー』は、来年の英1000ギニーのオッズを8倍、英オークスのオッズは6.5倍に設定した。