豪ムーニーバレー競馬場で現地9日にG2ジョンFフィーハンステークス（3歳以上、芝1600m）が行われ、中団馬群の外を追走した4番人気のピンストライプドが、道中並走から追撃する3番人気アトリションを振り切った（0.1馬身差）。

　残り600mを切って仕掛けたピンストライプドは、4番手から抜け出しを図る2番人気ツバルに馬体を併せて短い直線へ。これを残り50mで競り落とすと、馬群の中から外に切り替えて追い上げるアトリションを振り切った。

　ツバルはさらに0.75馬身差の3着でゴールし、3月にデビューして無傷4連勝中の5歳馬グローブ（1番人気）は3番手から追走一杯で最下位の13着に大敗した。

　ピンストライプドはE.ユスフォビッチ調教師が管理するストリートボス産駒の5歳セン馬で、昨年2月にデビュー3連勝でCSヘイズステークスを制覇。次戦のG1オーストラリアンギニーでヒトツの5着に善戦したが、その後は成績が安定せずに今年4月から上昇気流に乗り、今回で重賞2勝目とした。

　なお、この勝利によりピンストライプドはG1コックスプレートの優先出走権を獲得している。