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【凱旋門賞】エースインパクトが無傷6連勝で頂点に! スルーセブンシーズは小差の4着に善戦

2023年10月02日 00:35

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 仏G1凱旋門賞(3歳以上牡・牝、芝2400m)が現地1日にパリロンシャン競馬場で行われ、地元・フランスのダービー馬エースインパクト(1番人気)が後方追走から直線で大外一気に突き抜けて快勝(1馬身3/4差)。デビューから無傷の6連勝で世界の頂を制した。走破時計は2分25秒50(稍重)。

 好位追走から馬群の中を抜け出した2番人気のウエストオーバーが、勝ち馬のさらに後ろから追い込む13番人気オネストを短アタマ差抑えて2着を確保し、日本から遠征したスルーセブンシーズ(5番人気)は勝ち馬と並走の形から馬群に突っ込んで4着に善戦。日本調教馬としては2013年以来の5着以内に食い込み、久しぶりに大きな見せ場を作った。

 確たる逃げ馬が不在の中で先手を取ったのはドイツのミスターハリウッド。序盤に押し出されかけたベイブリッジと外枠のフクムが2、3番手に収まり、さらにウエストオーバーとシムカミルが続いて先団を形成する。スルーセブンシーズは内ラチ沿いでコンティニュアスの背後につけ、後方3、4番手でエースインパクトと並走しながら向正面の坂を上った。

 エースインパクトはフォルスストレートの後半から追撃態勢に入り、スルーセブンシーズも外に出す構えを見せていたが包まれて一歩遅れる格好。そのまま馬群の中を選択して直線に向かっていった。

 直線ではオープンストレッチの部分から各馬が一斉にスパート。内へ切り込むベイブリッジとフクムをかわし、ウエストオーバーが残り200mで先頭をうかがった。しかし、馬群の大外からスムーズに直進したエースインパクトがオネストを連れて一気に飲み込み、残り100mから抜け出して決着をつけた。

 スルーセブンシーズはエースインパクトの動きに応じたかったが、その背後からオネストも進出して外からフタをされる形になり、直線では馬群に突っ込んでスパート。大きな不利もなく、コンティニュアスと併せるようにして伸びてきたものの、同じような位置からスムーズに加速したエースインパクトとオネストには及ばなかった。

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