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ドイル騎手が薬物違反で騎乗停止処分、日本の市販薬が原因

2023年10月10日 13:10

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 昨年の仏オークスをナシュワで制すなど世界トップクラスの女性ジョッキーとして知られるH.ドイル騎手が、薬物検査で陽性反応を示したとして1カ月の騎乗停止処分を受けた。英競馬メディア『racingpost.com』などが報じている。

 ドイル騎手が昨年に短期免許で来日した際に肘の負傷のために使用した市販の鎮痛剤に禁止物質のジヒドロコデイン (DCH)が含まれていたという。DCHは日本では鎮痛剤や咳止め薬の多くに含まれており、店頭で入手可能となっている。

 懲罰委員会は今回の違反は「意図的ではなかった」とし、「一回限りのミス」だと判断。ドイル騎手は引き続き騎乗可能となったが、来年の検査で再び陽性となった場合は制裁が科される見込みだという。