2020年の米芝王者に輝いた9歳セン馬の古豪チャンネルメイカーの引退が発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　イングリッシュチャンネル産駒のチャンネルメイカーは2歳から9歳まで全56戦を走り抜いて10勝を挙げたタフガイ。3歳秋のG1ハリウッドダービー2着から米芝路線の強豪として台頭し、4歳だった2018年9月のジョーハーシュターフクラシックでG1初制覇。翌19年にはG1マンノウォーステークスを制した。

　そして6歳時の20年はG1ソードダンサーステークスとジョーハーシュターフクラシックを連勝。G1ブリーダーズカップターフでも3着と善戦し、エクリプス賞の最優秀芝牡馬に選出された。昨年後半からは苦戦が続いていたが、9歳となった今年7月のG2ボウリンググリーンステークスで鮮やかな復活勝利。10月のG3シカモアステークス11着がラストランとなった。