現地30日、米サラトガ競馬場でG2ボウリンググリーンステークス（芝11ハロン）が行われ、9歳となった2020年の米芝王者チャンネルメイカーが勝利した。

　W.モット厩舎のチャンネルメイカーは2020年にソードダンサーステークスなどG1を2勝し、この年の米最優秀芝馬に選出。昨年4月には米G2エルクホーンステークスを勝って以降は苦戦が続いており、前走の米G2ベルモントゴールドカップでは10着と大敗していた。

　しかし、この日はハナを取り切ってレースを先導。中段待機から勝負どころを待っていた圧倒的な1番人気のレベルスロマンスが第3コーナーで落馬するアクシデントに複数の人気上位馬が影響を受けたこともあり、第4コーナーから追い出したチャンネルメイカーを誰もとらえられなかった。

　2馬身差の2着は人気薄のフェルスタッペン。なお米競馬メディア『bloodhorse.com』によるとレベルスロマンスは大事には至ってないもようで、騎乗していたR.ミューレン騎手は意識はあったものの検査のため病院に搬送されたという。