豪G1コックスプレートを制したロマンチックウォリアーが、連覇を狙う香港カップに向けて帰国後初のバリアートライアルに臨み、香港ジョッキークラブが現地28日に公式サイトで関係者の声を発表した。

　J.マクドナルド騎手を背に芝1600mのトライアルに参加したロマンチックウォリアーは、僚友のヘレンフィーリングを2番手に従えて先頭でゴール。3番手には香港マイル制覇を狙うゴールデンシックスティが続いた。

　動きを見届けたC.シャム調教師は「検疫に入っていたから彼にはトライアルが必要だった。いくらか運動はしていたけどね。ジェームズ・マクドナルド（騎手）は凄くポジティブな報告をしてくれた。トライアルの内容は良かったけど必要でもあったとね」と意義を強調。「彼の調子を上げるために、あと1回か2回、芝で追い切るよ」と今後の予定を語った。

　ロマンチックウォリアーは今回の香港Cで6着以上なら、通算獲得賞金が1億香港ドルを突破するが、これはゴールデンシックスティ（1億4793万香港ドル）、ビューティージェネレーション（1億623万香港ドル）に続く史上3頭目の記録となる。