ニューヨーク州最高裁判所は21日、今月上旬に薬物規定違反による米G1ホープフルステークスの失格がニューヨーク州賭博委員会（NYGC）によって決まったフォルテについて、処分の一時差し止め命令を出した。

　これは競馬メディア『Thoroughbred Daily News』など複数のメディアが報じたもの。フォルテは2022年のホープフルSのレース後に薬物検査で陽性反応を示して失格裁定に。オーナーのM.リポール氏やT.プレッチャー調教師が異議申し立てを行って、一旦は処分の保留が認められたが、NYGCが今月4日に聴聞官の勧告を受けて裁定維持を決定していた。

　今回のニューヨーク州最高裁判所による一時停止命令は、ニューヨーク州および地方自治体の措置または不作為に対するリポール氏やプレッチャー師の控訴申し立てを受けてのもの。陣営の弁護士によると、次回の出廷は来年1月9日に予定されているという。